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2003年4月29日(火) わたらせ渓谷鐵道の旅


【スケジュール】

浅草6:40 → 相老8:25/8:37 → 大間々8:43/9:20 → 水沼9:36/10:16
→ 神戸10:33/11:41 → 通洞12:11/13:25 → 間藤13:31/13:43 
→ 上神梅14:49/15:05 → 花輪15:26/15:47 → 桐生16:26/17:32
→ 相老17:38/18:02 → 浅草19:53 


 2003年のゴールデンウィークの旅として、日帰りでわたらせ渓谷鐵道沿線をめぐる旅に出た。
今年のゴールデンウィークは休日がとびとびだったことや、他の用事が入ってたことから、旅に出
るのはこの日だけとなったため、都心からそれほど遠くなく、これまで行ったことのないところとい
うことで、ここをえらんだ。

 わたらせ渓谷鐵道に乗るには、都心からだと、浅草から東武線で相老駅まで出て乗り換えるの
が便利。前日にJTBに行って、早朝6:40浅草発の東武線の特急券も購入し、旅の準備を整え
る。

 当日は5時に起きて、6時前に葛西駅へ。日本橋駅で銀座線に乗り換え、6:20過ぎに浅草駅
に到着。この駅に来たのも久しぶりである。



 ホームにあがるとすでに特急りょうもう1号は入線しており、車内で待つと程なく発車となる。朝日
に照らされた隅田川を渡ると、いよいよ東武線の旅がスタート。しばらくは住宅街を進むが、40分
ほどして東武動物公園駅を過ぎたあたりから、ちらほらと田畑が視界に入るようになってくる。

 しばらく東武線の旅を続け、8:25に相老駅到着。ここからが今日のメインの、わたらせ渓谷鐵
道の旅が始まる。

 いったん相老駅の窓口に行き、一日フリーきっぷ(1,800円)を購入。これで今日1日、この路
線が乗り降り自由となる。なお、このきっぷを買ったときには、時刻表と沿線の観光案内ももらえ
る。

 まずは8:37発の大間々行きに乗り、6分ほどで着く大間々駅で下車。ここから徒歩5分ほどの
高津戸峡に向かう。渡良瀬川のきれいな渓谷を眺めることができ、遊歩道も整備されていること
から、歩きやすい。さすがにまだ早い時間ということもあり、人はほとんどいなかったけど。



 しばらく景色を眺めて過ごし、大間々駅に戻り、9:20発の間藤行きに乗車。大間々駅を出ると、
右手に渡良瀬川を眺めながら進むことになる。

 9:36に着いた水沼駅で下車。この駅は、駅内に「水沼駅温泉センター」があることで有名で、入
浴料は500円となっている。センターの入り口にはかっぱの像があり、観光客を迎えてくれる。



 時間の都合で温泉入浴はパスし、かわりに黒保根村歴史民俗資料館に行くことにした。駅から
歩いて5分ほどで到着。入館料100円を払い中へはいると、昔の生活用具など、いろいろな資料
が展示してある。15分ほど施設を見学して駅へ戻ることにする。



 10:16発の列車に乗ると、ほどなくしてアナウンスが入る。車窓右手に川をわたるように飾られ
た、たくさんの鯉のぼりが見えることを教えてくれ、徐行運転を行い乗客にサービス。



 また、しばらくすると「右側に観光農園があります。やまいもとかありますので、みなさん食べて
いってください。"やまいも気から"といって、体にいいですよ〜」とのアナウンス。こんな感じで楽
しいアナウンスが続き、神戸駅の手前では八木節を歌い出したり(歌い終わったあとは、乗客か
ら拍手喝采)と、非常に楽しかった。

 何よりすごいのが、これが臨時の観光列車とかではなく、通常の定期列車であるということ。こ
ういう乗客へのサービスがあると、また来ようと思う人も多くなりそう。

 そして次の目的地である神戸(ごうど)駅で下車。ここの駅は古い木造の駅で、なかなかの風情
があった。



 この駅には、昔の東武の車両を使ったレストラン「清流」があり、ここで朝食兼昼食とることにす
る。頼んだのはきのこカレー(800円)。しめじなどのキノコが盛られたカレーでした。

  

 空腹を満たして駅の付近を散策。近くには渡良瀬川の清流が流れ、川縁で次の列車が来るの
をのんびり待つのも、ローカル線の旅ならではだろう。



 神戸駅を11:41に出て、次に降りたのは通洞駅。ここから「足尾銅山観光」へと向かい、銅山
の施設見学をすることに。入場料800円を払うと、最初にトロッコ列車に乗せられ地下の坑道へ
と向かう。ここから徒歩で坑内を進むことになり、坑内には江戸時代から昭和時代にかけての、
各時代ごとの採掘の方法を人形を用いて紹介している。



 30分ほど見学して施設をあとにし、駅に戻る。待合室で20分ほど時間をつぶし、13:25発の
列車に乗り、約10分で終点間藤駅に到着。

  

 駅のすぐ脇の山にカモシカが現れることもあるとのことだが、この日は10分ほど待ってても見る
ことができなかった。

 とりあえず終点まで来たので、ここから折り返し、同じルートを戻ることにする。このまま桐生駅ま
で乗っていってもよかったが、来る途中に見た上神梅駅がすごく風情のある木造駅舎だったので、
ここで途中下車。

  

 古めかしい無人駅だが、歴史を感じさせる駅舎は、風格さえ感じさせるものだった。改札口まで
木造というのは、いまではかなり珍しいほうだと思う。

 この駅で次の列車を待つと1時間以上あることから、15分ほど滞在して、やってきた間藤行き
に乗り込み、どこか気に入った駅で途中下車しようと考える。

 結局、3駅戻った花輪駅で降りることにした。ここは「うさぎとかめ」や「金太郎」を作詞した石原
和三郎のふるさとであり、駅のホームにはうさぎとかめの象が置かれている。また、列車の到着
時には音楽も流れるようになっている。



 花輪駅は無人駅だが、新しい立派な駅舎となっている。ここで20分ほど過ごし、15:47発の桐
生行きに乗り、終点桐生まで向かうことに。



 16:26に桐生駅に到着。JR桐生駅と共用となっており、改札もJRと一緒である。とりあえず駅
前をふらふら散策して時間をつぶすことに。

 結局1時間ほど過ごして17:32発の列車で、朝降りた相老駅へと戻る。ここで、帰りの東武線の
特急券を手配し、18:02発の特急りょうもう40号で浅草を目指す。まもなく車窓も暗くなり、車内で
本を読みながら過ごす。19:53に浅草駅に着き、あとは地下鉄を乗り継いで、家に帰ることとした。