JR四国完乗への道(2)
12/30(金) 6:30頃にホテルをチェックアウトして徳島駅へ。まだ薄暗く気温も寒い。3番線 ホームには今日乗る最初の列車の海部行きが2両で停まっている。これから乗る 牟岐線は、JR四国で唯一未乗区間となっていたので今回乗ってみることにした。 6:53に徳島駅を出発すると、外が少しずつ明るくなってきた。徳島の市街を抜 けると、田んぼや畑が目につくようになる。小松島や阿南のような都市部では住宅 街も増えるものの、基本的にはのどかな風景が続く。 ![]() 牟岐線は単線なので、いくつかの駅で列車の行き違いの停車がある。そのたび に気分転換のために外に出てみた。由岐駅では特急剣山3号とのすれ違いもあ った。 ![]() そして由岐駅を出ると左手に海が見えるが、すぐに列車は山の中に入り、海から 遠ざかる。それでも地図を見る限り、海が近くにあるのがわかる。 ![]() 今度は日和佐駅で20分近い停車時間があった。この時間を利用して駅の外へ 行ってみる。「海亀の来る町の駅」との看板が駅の屋根の上にあるとおり、歩いて 数分のところに海がある。近くの漁港まで向かい、しばし海沿いを散策してみる。 ![]() 8:50に日和佐駅を発車して、牟岐線の旅も終盤を迎えてきた。この路線は「阿 波室戸シーサイドライン」という愛称が着いているが、それほど海が見える訳でもな いのが残念。 そして9:32に海部駅に到着。これでJR四国の全路線を乗り終えることができ た。JR四国全線完乗の記念となる駅なのに、高架駅でいまいち味わいがない…。 ![]() 完乗の余韻に浸る間もなく、7分の接続で阿佐海岸鉄道線に乗り換えなければな らなかった。といっても、隣のホームに接続の列車が待ってるので、線路を渡るだ けなので楽だったけど。 9:39に阿佐海岸鉄道の甲浦行きが発車。乗客はわずか3人しかいなかった。 この路線は、わずか2駅の間だけ運行されている三セク鉄道。短い時間だけど、 海の眺めは牟岐線よりはるかに楽しめる。車両も結構立派な座席が設けられて いて、旅が楽しめるようになっている。 ![]() 約10分の乗車であっけなく終点の甲浦駅に到着。270円の運賃を払って下車 する。この駅も高架にホームがあり、地上に降りるとちょっと立派な駅舎が建って いる。 ![]() ここ甲浦駅からはバスに乗り、室戸岬を経由して土佐くろしお鉄道の奈半利駅まで 向かう。数分待つとバスがやって来て、私ともう一人の男性が乗り込んで発車となっ た。 甲浦駅を発車すると、バスは海岸線を進むことになる。日差しが暖かく、ついつい うとうとしてしまう。眩しい海の景色はすばらしく、2時間近くバスに揺られるが飽きる ことがない。 ![]() 2時間ほどでバスは終点の奈半利駅に到着。ちなみにバスの運賃は2,340円 と青春18きっぷ1日分より高かった(泣)。 ここの駅前には高知出身のやなせたかし氏作によるイメージキャラクターの人形 が立っている。このイメージキャラクターの人形はこの沿線の各駅にあるとのこと。 ここ奈半利駅にあるのは「なはりこちゃん」という名前らしい。 ![]() ここからは、土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線に乗車。ここも高架のホームと なっており、駅舎も2階にある。切符を買ってホームで列車が入ってくるのを待って いると、やって来たのは、オープンデッキのついた車両。 座席を確保して待つと、11:58に発車となる。さっそくデッキに出て風を浴びなが ら、しばし沿線の景色を楽しむ。 ![]() ごめん・なはり線は海沿いを走る区間が長いので、デッキで風景を楽しむことが できるのがいい。もっとも、南国とはいえ季節は12月。それなりに寒く、デッキに いたのは私一人だった…。 海岸の景色を満喫して、13:26に終点の後免駅に到着。ホームの端では駅の キャラクターの「ごめんえきお君」が迎えてくれる。なお、奈半利駅から後免駅まで の運賃は1,040円となっている。 ![]() 後免駅からは再びJR線に乗ることになり、土讃線の阿波池田行き普通列車に乗 車。ロングシート車両なのが残念だが、それほど混んでいないので体を横に向け、 車窓を眺めながら旅を続ける。 大杉駅付近からは車窓左手に穴内川が見えてくる。この穴内川はしばらくすると 吉野川と合流して、その後も土讃線の車窓から眺めることができる。 15:40に着いた大歩危(おおぼけ)駅では10分ほどの停車時間があった。観光 名所の大歩危峡は線路のすぐ横にある。この駅で途中下車して1時間ほど観光し ようと思っていたが、雪が残っているくらい予想外に寒かったので、この停車時間で 渓谷を眺めて済ませることに。 大歩危駅からさらに30分ほどで阿波池田駅に到着。ここは甲子園の常連校、池田 高校の最寄り駅でもある。2分の接続時間しかなかったので駅の外に出るわけにもい かず、すぐに16:27発の高松行きの列車に乗車する。 ![]() 徐々に日も落ちて暗くなってきたので、本を読みながら車内で過ごし、17:45に着 いた坂出駅で下車する。ここから岡山方面行きへ乗り換えとなるが、せっかく香川に 戻ってきたので、さぬきうどんを食べに市内へ向かう。 徒歩10分ほどの「いきいきうどん坂出店」でうどんを食べ、今日の夕ご飯とすること に。なお、詳細は別ページの「さぬきうどん探訪記6」をご覧下さい。 うどんを食べ終え坂出駅に戻ると、駅前ではきれいなイルミネーションが設けられて おり、冬の夜を彩っている。しかし、光る郵便ポストっていうのは初めて見たなぁ(笑)。 ![]() 坂出駅から18:57発の快速マリンライナーに乗り、19:35に岡山駅に到着。ホテル にチェックインして休むことに。 12/31(土) 旅の最終日。今日は岡山を出て、津山線、姫新線を経由して東京へ戻ることにして いる。まずは8:12発の津山行きに乗車。大晦日だけあって、2両の車内はそれほど 混雑もしていない。岡山を出ると市街を抜け、徐々に山間部に入って行くのが風景の 変化でわかる。 途中の金川駅では7分ほど停車時間があったので、ホームに降りてみる。車内が暖 かかった分、冷たい空気が気持ちいい。 ![]() その後も川や山が続くローカルな風景が車窓に続く。福渡駅を過ぎたあたりからは 少しずつ雪が残っているのが見えるが、それほど多くはなかった。 津山駅に9:38に到着。ここでは1時間ほど時間があったので、徒歩10分ほどの 津山城跡に向かう。10分ほど歩いて到着したが、年末ということで城内には入れな かった。しかたなく周囲を散策して駅に戻ることにする。 ![]() 駅に戻り10:32発の佐用行き普通列車に乗車。発車してしばらくして、時刻表を見 ようとバックの中を探すも入っていない(汗)。考えてみると、さっき津山線に乗ってい たときに椅子の上に置いていて、そのまま忘れてきたらしい…。旅先で時刻表を無く したのはこれが初めてだった。 気を取り直して、車窓を眺めながら旅を続ける。このあたりは山と川の車窓風景が 楽しめるのでいい。途中から日差しも明るくなり、車内もだいぶ暖かくなってきた。 ![]() 1両だけで5割ほどの乗車率だったが、途中駅から大勢の客が乗ってきて、座席は ほぼ埋まった。そのまま佐用駅に11:27に到着。ホームの向かい側には、接続の播 磨新宮行きが待っているので、こちらに乗り換え。 ![]() 今度は2両編成なので、ゆったり座ることができた。先程までと同じような山間部の 風景を眺めながら、約30分で播磨新宮駅に着き、12:17発の姫路行きに乗り換え。 播磨新宮駅を出ると、車窓にはだんだんと住宅が多くなり、姫路の都市部に近づい ていくのがよくわかる。 姫路駅に12:54に到着し、あとはまっすぐ東京に戻るだけとなる。13:02発の新 快速に乗り米原駅へ。とりあえず寝て行くことにし、終点付近で目が覚めると、かなり 雪が残っているのが見える。 ![]() 米原駅からは25分の待ち合わせで豊橋行きの新快速に乗るが、4両の車両はすぐ に満席に。米原を出ると県境付近まで雪は増え続け、関ヶ原駅ではここは東北かと思 わせるほどホームが雪に埋まっていた。 名古屋で大勢の客の乗り降りがあり、また車内は満席状態に。名古屋駅を出ると徐々 に外も薄暗くなってきた。 2時間の乗車で豊橋駅に着き、今度は浜松行きに乗り換え。座席もそれほど混んで なかったことから、駅弁(稲荷寿司)を買ってきて食べながら旅を続ける。 浜松駅では9分の接続で御殿場行きに乗り換え。もう外は真っ暗で車窓も楽しめな い。19:52に着いた静岡で下車し、熱海行きに乗り換え。 そして熱海駅で21:39発の東京行きに乗車。2005年最後の列車となるので、ちょっ とぜいたくしてグリーン車で帰ることにした。 さすがに車内はがらがらで、のんびりとしながら東京までの2時間弱の最後の旅を続 ける。 23:26に終点東京駅に到着。地下鉄に乗り換えて最寄りの行徳駅で降り、家に帰る とすでに2006年になっていた。ということで、これで2泊3日の旅は終了。荷物をいっ たん部屋に置いて、近くの神社へ初詣に行き、このあとゆっくりと休むことにした。 |