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 東北・夏の旅(2)


9/3(土)

 この日は青森から実家のある宮城まで向かう旅となる。6時前にホテルを出ると小雨模様
の天気。このまま降られると、この先の旅が思いやられる。

 青森駅に向かい、6:10発の八戸行きに乗車。4両編成だが結構席は埋まっている。薄
暗い天気のなか東北本線を南下していく。

 野内駅の手前から浅虫温泉駅の先の区間では、車窓左手に陸奥湾が見えてくる。この区
間を過ぎれば、山と田んぼの風景が続くことになる。



 終点の八戸まで行かずに、途中の三沢駅で下車。ここから出ている十和田観光電鉄に
ちょっと寄り道をする。

 JRに隣接する駅は古めかしい感じがして、駅の中にはそばやカレーが食べられる食堂
があるが、店構えとかが昭和時代を感じさせるいい雰囲気である。

  

 とりあえず終点の十和田市駅まで向かってみる。2両の車内には30人ほどの乗客がお
り、高校生が多い。沿線は11の駅からなるが、駅名だけで見ても三農校前、北里大学前、
工業高校前と3つあり、学生の利用が多そうだ。

 8:09に駅を出ると小牧温泉のホテル群を抜け、結構勾配のきつい坂を上って行く。山
林を通りながら進んで行くが、古里駅あたりからは、周囲に住宅も多くなってくる。

 そして8:37に終点の十和田市駅到着。駅はスーパーと一緒になっており、周囲にもい
くつかの店がある。



 10分弱の滞在で折り返しの三沢行きに乗り、今通って来た路線を戻る。30分弱電車に
揺られ、9:14に三沢駅に到着。JR線に乗り換えて、八戸まで向かう。

 八戸駅には新幹線が開通してから初めて来たが、やはり立派な駅舎になっていた。駅前
を歩こうかと思ったが、かなり雨が激しかったので断念。



 駅構内で時間をつぶし、10:16発の普通列車うみねこ号に乗車。この列車は座席が特
急用のリクライニングシートになっており、乗り心地がいい。海岸沿いを走る八戸線の車窓
を楽しんでいけそうだ。もっとも雨が止まず、眺めはイマイチなのが残念だが…。

 しばらくは八戸の市街地を通り、鮫駅のあたりから海が見え始める。海岸沿いを走る区間
はそうないものの、視界に海が入る区間は多く、海沿いの町並みを眺めながらの旅が楽し
める路線である。



 陸中中野を出ると海から離れ、山間部へと列車は進んで行く。車窓の雰囲気が一気に変
化する区間である。

 12:01に久慈駅に着き、ここで三陸鉄道北リアス線に乗り換え。三陸鉄道の窓口では
18きっぷ提示で北リアス線の1日乗車券が900円で入手できる。この1日乗車券、通常
だと2,000円するし、普通運賃で久慈と宮古の間を乗っても1,800円だから、かなり
お得なのがわかる。



 12:14に久慈駅を出発。しばらくして野田玉川駅あたりからリアス式海岸が見え始め
る。とはいえ、意外と視界を遮られることが多く、それほど海の景色が楽しめる訳ではない。
それでも眺めのいい橋梁の上では徐行運転したりと、会社側でもサービスして景色を楽し
めるようにしてくれている。

  

 フリーパスを利用して、まずは島越駅で途中下車。駅の目の前に漁港が広がる橋上駅
となっている。



 ここで40分ほど時間があるので海岸沿いを散策。ちょっと歩くとリアス式海岸の岩肌が
見えてくる。



 人の集まる観光地ではないけど、ちょっとしたいい景色が眺められる、そんな思わず降り
てみたくなる駅だった。こういうところでの途中下車がおもしろい。

 さて、今度は13:51発の列車に乗り、久慈方向に戻る。やってきた列車はレトロ調列車
として三陸鉄道を走っている車両で、座席や照明もかなり凝った造りとなっている。



 2両編成だったものの、1両目は盛岡から来てるグループの貸し切りのようで、2両目に
乗ることに。それでも客は8人しかいなかったので、余裕で座ることができた。

 次は14:13に着いた堀内駅で下車。この駅も目の前に海が広がる駅となっており、思
わず途中下車したくなる駅だ。



 滞在時間が24分しかなかったので、駅を降りてちょっと周囲を歩いただけだったが、こ
の周囲も海岸沿いの散策が楽しめる。

  

 14:37発の列車に乗って、1時間ほどで宮古駅到着。JR山田線に乗り換えとなるが、
10分の接続時間しかない。しかも列車が遅れて、実際は5分しかなかった…。

 山田線ホームに行くと、待っていた盛岡行きはたった1両の編成。当然のように席はほ
とんど埋まっており、なんとかボックスシートの端のほうに腰を下ろす。

 宮古駅を出ると、ほどなく山間部を走るようになり、閉伊川が右に左に行ったり来たりす
る。車窓は山の眺めが中心となる路線である。



 1時間半ほど経って着いた区界駅を出ると一応盛岡市内に入るが、まだしばらくは山間部
の風景が続く。山岸駅が近づくとやっと住宅が多くなり、盛岡の市街地に来た感じがする。

 そして18時ちょうどに盛岡駅に着き、山田線の旅は終了。あとは東北本線を南下して実
家に帰るのみだ。

 10分の接続で一ノ関行きに乗るが、かなり混んでいて全然座れない。しばらく立ったまま
で過ごすが、途中の古館駅で席が空いたので、あとは座って行くことに。あたりは既に暗く
なっており景色はもう見えない。

 19:43に一ノ関駅に着き、今日最後の乗り換えとなる。10分ほど待ち仙台行き電車は
発車。外はすっかり夜の景色で、車窓はもう楽しめない。このあたりは田園地帯のため、
車窓も真っ暗な区間が多い。

 そして20:36に実家の最寄りの田尻駅に到着。久々に実家に帰り休むことにする。


9/4(日)

 この日は日中実家でくつろいだ後、新幹線利用で東京まで帰ることに。久々に東北1周の
旅ができ、ふるさとの空気を感じられるひとときを過ごすことができた。


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