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2004年7月25日(日) 小海線の旅


【 ス ケ ジ ュ ー ル 】

上野6:04 → 高崎7:47/7:52 → 横川8:25/8:40 →軽井沢9:14/9:25
→ 小諸9:49/11:17 → 中込11:42(徒歩) → 滑津12:34
→ 清里14:04/14:34 → 野辺山14:41/14:53 → 小淵沢15:25/15:29
→ 信濃境15:33/15:40 → 小渕沢15:43/16:17 → 新宿18:53


 2004年の夏。18きっぷが使える時期になったので、まずは日帰りで長野側から小海線をまわる旅
に出た。

 上野駅を6:04に発車する電車に乗るため早起きして地元の葛西駅へ。まだ5時過ぎだというのに、
すでに蒸し暑くなっている。6時前に上野駅に着き、6番線ホームに向かうとすでに高崎行きの電車は
入線済み。近づくと、全車ロングシートの電車。しょっぱなから、旅の気分がそがれてしまう。

 定刻どおり上野駅を出ると、すぐに太陽の光が車内に入ってくる。とりあえず2時間近く電車に揺ら
れ、7:47に高崎駅に到着。5分の接続で横川行きの電車に乗り換えとなるが、またもやロングシー
トの電車。景色が楽しめない・・・。

 横川駅に8:25に到着し、ここからバスに乗り換えて軽井沢へ。前は後払いだった運賃が前払い方
式に変わっていた。30分ほどバスに揺られ(山道を通るので、本当に揺られる。弱い人は車酔いする
かもしれない)、軽井沢駅前に到着。避暑地とはいえ、それほど涼しくなかったなぁ。

 今度はしなの鉄道に乗り換え、9:25発の小諸行きで長野方面に向かって行く。なお、この区間は
18きっぷは利用できないので、420円の運賃が必要となる。



 軽井沢を出るとテニスコートや別荘風の建物が目につくのは、いかにも軽井沢らしい。徐々に車窓に
も高原らしい雰囲気が出てきて、途中駅で停車している時も、開いたドアから、蝉の泣き声がにぎやか
に聞こえてくる。

 9:49に小諸駅到着。すぐに小海線に乗り換えせずに、小諸駅周辺を観光することにする。駅を出て
すぐの連絡通路を通り、懐古園へ。ここでは、国指定重要文化財の三の門が向かえてくれる。



 最初に入口で500円で入園券を購入。この券で懐古園内への入園のほか、徴古館、藤村記念館、
郷土博物館、小山敬三美術館の4館に入場することができる。

 懐古園とは小諸城の跡で、城下町よりも低い位置にある「穴城」として全国的に珍しい存在とのこと。
この園内には、藤村記念館をはじめ小山敬三美術館、徴古館、郷土博物館、動物園、遊園地など数
多くの施設があり、1カ所でいろいろ見て回れるので便利だ。

 まず、最初に入ったのは三の門をくぐってすぐ左手にある徴古館で、ここでは、小諸城城主だった牧野
家の武具などが展示されている。

 次に入ったのは藤村記念館。作家島崎藤村は、明治22年に小諸の小諸義塾で教鞭をとっており、小
諸で過ごした6年余の間に「雲」「千曲川のスケッチ」「旧主人」などを作成したという。この藤村記念館
には、藤村の小諸時代を中心とした作品・資料・遺品が多数展示されている。

 その後少し園内を歩き、郷土博物館へと向かう。ここでは、小諸市の自然、歴史、生活文化について
の資料を展示している。この郷土博物館の3階部分(屋上)は展望台となっていて、千曲川の流れも見
える。



 そして郷土博物館のすぐそばには小山敬三美術館がある。ここでは小諸出身で文化勲章を受賞した
小山敬三画伯の絵画が数十点展示されている。

 入園料500円で、これだけ見てまわれるのはかなりお得。駅からも近いし、この沿線を旅行すると
きは、ぜひ立ち寄ってもらいたい、お勧めの観光ポイントだと思う。

 懐古園をあとにし、小諸駅に戻り、11:17発の小海線普通列車に乗車。いよいよここから小海線の
旅が始まる。途中の乙女駅まではしなの鉄道に並行して走るが、そのあとは単線区間を進んで行く。
しばらくは景色も田園の風景が中心となる。



 途中の長野新幹線とクロスする佐久平駅ではかなりの乗客の入れ替えがあった。ほぼ座席が埋まっ
た状態で進んで行く。

 そして11:42に着いた中込駅で下車。この辺は佐久鯉が名物なのだが、こんな顔を出して写真を撮
るボードがあった(笑)。それと駅前の商店街の真ん中に↓のようなものも。このような場所でこれに顔
を入れて写真を撮るのは子供でも勇気がいるんじゃないのかなぁ(この写真を撮る自分も結構勇気が
いりました…)。そもそも、ヤワラちゃんとここ佐久市はなんか関係あるの?

  

 ここから徒歩10分ほどのところにある旧中込学校へと向かう。最寄り駅は1つ前の滑津駅だが、中
込駅からでも余裕で徒歩で行ける。暑いなか10分ほど歩くと、目指す建物が見えてきた。



 この旧中込学校は、長野県内最古の洋風学校建築物で、明治8年に完成したものだとか。国の重要
文化財にも指定されている。

 ここを見学している途中から小雨が降り出してきたので、徒歩5分ほどのところにある滑津駅に向か
い、ここで次の列車を待つ。

 滑津駅12:34発の小渕沢行きに乗り、さらに小海線の旅を続ける。高原らしい風景を楽しみつつの
旅路となる。八千穂駅の手前あたりからは、車窓右手に千曲川の流れが見えてくる。天候は、空は明
るいものの、ところによっては雨が降ったりしている。

  

 14:04に着いた清里駅で下車。やはり高原だけあって風が涼しくて心地よい。駅のホームにも
標高1,274mとの標識も建っている。



 駅前の通りを散策するが、なんというか、かわいらしい感じの建物が多い。やはり若い女性向けの
まちなのだろうか。とにかく男1人でいると、場違いというのが明らかだった…。

  

 30分ほど滞在して、1駅小諸方面に戻り野辺山駅で下車。ここはJRでもっとも標高の高いところ
にある駅として有名である。



 予定では、ここから徒歩20分くらいのところにあるJRで最高地点の箇所(線路の脇に標識みたい
なものが建っている)まで行こうと思っていたのだが、雨が降ったりやんだりの状況で、雷まで鳴り出
す始末。結局行くのを諦めて、駅に戻り14:53発の小渕沢行きに乗車。

 途中の甲斐大泉駅を出てしばらく山林を走っていたら、車窓右手の山にシカの群れを発見。このと
きは車内も騒然となった。こんなところにも野生のシカがいるんだなと感動でしたね。

 そして小淵沢駅に15:25に着き、予定の電車まで時間があったことから、中央本線を1駅松本方
向に進み、信濃境駅で下車。ここはテレビドラマ「青い鳥」(1997年TBS)で清澄駅として、舞台のひ
とつとなった駅である。駅のホームにも「ドラマ撮影 青い鳥の清澄駅」との看板が出ていて、いつか
訪れてみたいと思ってた駅だった(まぁ、ドラマはほとんど見てなかったんだけど)。

  

 山梨県との県境に近い長野県側の駅で、駅前に民家はちらほらあるものの、私が着いた時は人もほ
とんどおらず、静かななか鳥の鳴き声だけが聞こえてくるという環境だった。空気も涼しくて、なかなか
いい感じの駅。

 10分弱の滞在で駅を離れる予定だったが、松本方面からくる普通電車が10分以上遅れており、結
局20分ぐらい信濃境駅にいることになった。

 再び小淵沢駅に戻り、新宿行きの臨時列車ホリデー快速ビューやまなし号を待つ。しかし、中央本
線の遅れがここにも影響しており、この電車も13分遅れの16:30の出発となった。

 途中の停車駅の韮崎、甲府と停まるにつれ、徐々に乗客を増やしていき、新宿に向かい進んで行く。
車窓も夕暮れの気配が濃くなっている。

 久々の早起きのせいか、途中で眠ってしまい、目が覚めたら高尾駅に着いたところだった。薄暗くな
ってゆく景色を眺めながら6分遅れで、18:59に新宿駅に到着。中央線快速に乗り換え東京駅まで向
かい、大手町から地下鉄東西線へ。20時前に家に着き、この日の旅行が終わる。



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