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2003年8月7日(木)〜10日(日)
 日本海沿線の旅(1)


【 ス ケ ジ ュ ー ル 】

7日(木)
上野06:16 → 高崎08:02/08:20 → 水上09:25/09:50 → 宮内12:01/12:04
→ 直江津13:23/13:31 → 富山15:21/15:35 → 春江18:08/19:13 
→ 福井19:21


8日(金)

福井06:27 → 敦賀07:18/07:40 → 東舞鶴09:33/09:35
→ 福知山10:19/10:43(特急はしだて1号)※ → 天橋立11:15/12:24※
→ 豊岡13:36/14:17 → 餘部15:28/16:08 → 鎧16:12/16:47
→ 浜坂17:03/17:28 → 鳥取18:15
※北近畿タンゴ鉄道線


9日(土)

鳥取05:33 → 伯耆大山07:37/07:44 → 新見09:25/09:59 → 津山11:32/11:43
→ 岡山12:49/13:21 → 姫路14:45/14:47 → 新大阪15:49


10日(日)
新大阪9:17 → 大阪9:20/9:23 → 大阪城公園9:33/10:14 → 京橋10:16/10:22
→ 木津11:13/11:19 → 加茂11:25/12:08 → 亀山13:30/13:43
→ 名古屋14:55/16:20(特別快速) → 浜松17:38/17:52 → 静岡19:05/19:34
→ 東京22:39



8月7日(木)

 7日(木)から夏休みを取り、恒例の(?)18きっぷでの長距離旅行に出かけることにした。毎年、夏の
旅行で西日本方面に行っており、今回も西日本方面へ向かうこととはしたが、これまでとは異なり、日本
海側をまわって向かうプランを立ててみた。

 当日は5時前に起床し旅支度。3時間ほどしか寝ていないため、起きるのがつらかったが、寝坊しては
旅行プランが崩れてしまう以上しょうがない。

 家を出ると、天気はくもり。雨が降らなければいいなぁと思いつつ、東西線の葛西駅へ向かう。地下鉄
で上野駅まで出て、6:16発の高崎行きに乗車。今日はとりあえず福井まで向かう予定であり、これから
長い旅が始まる。それに備えて、とりあえず眠ることに。高崎線は景色を楽しむような路線でもないし…。

 8:02に高崎駅に着き、水上行きに乗り換え。この接続列車もこれまで何度か利用してきたが、やはり
平日ということもあり空いている。18きっぷシーズンの休日に利用すると、立ち客が出るくらい混むときも
あったんだけど。

 天候は朝からずっと曇り空だったが、9時を過ぎ、岩本駅に着いたころから太陽が出て、明るさが増して
きた。そして9:25に水上駅に着いたころにはすっかり青空が広がり、徐々に気温も上がってきた。



 水上駅を出て清水トンネルを抜けると新潟県に入る。県境を越えても好天は続いており、一安心。太陽
に照らされた山々の緑がまぶしい。



 途中の越後湯沢駅では15分ほど停車時間があり、この時間を利用して駅弁を買い朝食とすることに。
買ったのは「くびきの押し寿司」で、これを食べるのも4度目かな。自分の中では気に入っている駅弁の
一つとなっている。

 12:01に長岡駅の1つ手前の宮内駅で下車。ここで乗り換えると、3分後にくる長岡始発の直江津行き
に乗ることができる。

 直江津行きの3両の電車は、だいぶ席が埋まっており、ボックスシートは空きがなかった。しかたなくロン
グシートに座り旅を続けることになる。

 しばらくは平野部を走るが、鯨波駅から柿崎駅の区間では、車窓右手に日本海が広がる。天気がいい
こともあり、砂浜では大勢の海水浴客の姿も見られた。以前立ち寄ったこともある青海川駅も、すぐそば
の海が青く輝いていた。

  

 13:23に直江津駅に着き、8分の接続で富山行きに乗り換え。ホームに降りると、かなり暑い。冷房の
効いた車内に長い時間いたからかもしれないが、ちょっと階段の昇り降りをしただけでも汗ばんでくる暑さ
だった。

 直江津駅を出ると、ところどころで車窓に海は見えるが、だんだんと内陸部を走るようになり、景色を楽
しめなくなってくる。また、海側の座席、つまり西側に座っていたので、窓から入る太陽の光がまぶしく、暑
くなってきた。

 富山駅に15:21に着き、引き続き北陸本線を南下するため、15:35発の福井行きに乗車。ボックス
シートに1人で座っていると、「空いてますか」と声をかけてきた男性がいて、相席となった。なんとこの方
は旅行作家の種村直樹氏。旅行雑誌とかで顔写真を見たことがあったので、たぶんそうだろうと思った。

 で、しばらくすると、一緒に旅行しているグループの人が10人ほど集まり、鉄道旅行の話とかをはじめ
たので、やっぱり種村氏だと思うも、いきなり話しかけるのも失礼だしなぁと思い、とりあえずおとなしく車
窓を眺めていることに。

 一行は途中の高岡駅で降りるようで、みんなが降りる準備をしていた。そして種村氏が席を立たれるま
ぎわ、私に「どうもおさわがせしました」とあいさつされたので、「失礼ですが、種村先生ですか?」と聞くと
「そうです」との答え。「いつも本読ませてもらってます」とあいさつしておきました。こんなところで種村氏に
お会いできるとは思ってなかったので、感激でしたね。本当に紳士的な方でした。

 ただ、サインをもらい忘れたのが、ちょっと残念。とはいえ、特に色紙とかも持ってなかったし、よれよれ
になった時刻表に書いてもらうのも失礼だしねぇ。

 さて、高岡駅ではかなりの客が降り、満席だった車内もだいぶ空いてきた。このあたりでは、しばらく市
街を走るため、景色を眺めていてもつまらない。

 16:50に停車した金沢駅ではかなりの客が降りたが、それ以上に乗ってくる客が多く、立ち客もかなり
出る状態となった。

 そして18時を過ぎ、福井駅の2つ手前の春江駅で下車。ここで降りたのは食事のためで、福井名物の
ソースカツ丼を食べるためだ。駅から歩いて10分ちょっとで着くヨーロッパ軒という店に入り、カツ丼セット
(1,070円)を注文。

 ソースカツ丼というのは、普通の卵をまぜて作るカツ丼とは違い、ごはんの上にトンカツがのっただけの
もので、地域によってはごはんとトンカツの間に、さらにキャベツを挟んだりするところもあるらしい。

 ここのソースカツ丼は、キャベツを挟まない、ごはんとトンカツだけのシンプルなもの。トンカツには、ほ
どよくソース味が付いており、肉もやわらかくておいしい。ごはんにもソースがかかっているが、しょっぱ過
ぎることもなく、絶妙な味となっている。



 食事を終えて春江駅に戻り、19:13発の電車に乗り福井駅へ。10分ほどで到着し、予約していたホテ
ルへチェックインし、のんびりと旅の疲れをいやすことに。


8月8日(金)

 5:30に起床し、準備をして6時過ぎにホテルをチェックアウト。ニュースでは台風が今日西日本に上陸
するとのことで、天気も心配だが、それ以上に電車が予定どおり運行されるかが心配である。どこかでず
れが生じると、そのあとの計画が全部狂ってしまうし。朝の時点では太陽は出てるいるものの雲が多く、
はたしてこの後どうなることやら。不安になりながら、とりあえず福井駅に向かう。



 福井駅からは、今日の最初の電車である6:27発近江今津行きに乗車。まずはこれで敦賀駅まで向か
うことにする。7時前ごろから空も雲が多くなり、ぽつぽつと雨が降り出してきた。

 7:18に敦賀駅に到着。22分の待ち合わせで小浜線の7:40発の電車に乗り、終点東舞鶴まで2時間
ほど小浜線の旅を楽しむことに。この路線は初めて乗る路線であり、どんな風景が見られるのか楽しみで
ある。

 敦賀駅を出ると小高いところを走るため、眺めはいい。東美浜駅のあたりからは海も見えてくる。天気も
多少回復したのか、たまに雨がぱらつくものの、だいぶ明るくなってきた。このまま晴れてしまえばいいん
だけど。



 その後も山あり海ありの景色を眺めながら、9:33に東舞鶴駅にたどり着く。そしてわずか2分の接続で
福知山行きに乗車。路線も舞鶴線となり、小高い山に囲まれた盆地のところを進んで行く。

 終点福知山駅に着くと、ここからは第三セクター鉄道の北近畿タンゴ鉄道に乗り、天橋立を目指すこと
になる。ちょうどいい接続の列車がJRから乗り入れる特急電車だったため、運賃750円のほかに特急
料金630円が必要となるが、やむをえない。もともと18きっぷでは乗れない区間だから、多少の出費は
よしとしよう。



 快適な特急電車の車両に揺られ、11:15に天橋立駅に到着。さっそく観光に出るが、雨が降ってない
のが幸いである。

 歩いて5分ほどで天橋立ビューランドへのケーブルカー・リフト乗り場に着く。往復850円でどちらにも
乗れる。リフトのほうが待たずに乗れるので、リフトで展望台へと登る。なお、近くにある土産物店とかで
50円割引券を置いているので、もらってから行ったほうがお得。

 さて、展望台に着くと、日本三景として有名なあの風景が眼下に広がっている。しばらく景観を眺めた
後、再びリフトに乗り展望台を降りる。松林の続く海のほうに向かい、しばらく散策することに。

  

 そして12:24発の豊岡行きに乗るため駅に戻り、車内で発車を待つ。豊岡までが北近畿タンゴ鉄道
の路線なので別途1,160円の運賃が必要になる。

 天橋立駅の出発が多少遅れたこともあり、数分の遅れで豊岡駅に到着。次の列車まで時間があった
ことから、駅前をふらついてみる。

 豊岡駅からは14:17発の浜坂行きに乗って発車を待つが、接続列車が遅れており、発車を遅らせる
とのこと。結局数分遅れで豊岡駅を発車。

 途中の城崎駅で10分ほど停車時間があり、駅の周囲を歩いてみる。有名な温泉地らしく、駅のすぐ
前にも飲用の温泉があったりする。



 城崎駅でも接続の列車待ちで10分ほど遅れて発車。しばらくして竹野駅を過ぎたあたりから海が少
しづつ見えてくるようになる。

 そして今日の旅のもう一つの目的が、この路線にある餘部駅で途中下車すること。駅のすぐわきに
掛かる餘部橋梁が高さ41mと、トレッスル橋梁としては日本一の高さを誇る橋で、この橋から眺める
海は絶景であり、多くの客が車窓にくぎづけになっていた。

 餘部橋梁を渡りすぐに停車した餘部駅では、降りたのは私と中学生が3人。小高い山の中腹にある
無人駅である。



 ここで30分ほど時間があったことから、地上まで降りて見ることにした。この駅までの道が、かなりの
急な坂道で、当然徒歩でしかたどり着けないような、急で細い道となっている。さっきの中学生は、毎日
こんな道を通って駅まで来てるのかと思うと、感心してしまう。実際、降りるのでさえ足を滑らしそうな坂
道なので、登ってくるのはかなり辛いものがあった。

  
 
 ちなみに橋のふもとの街並は静かな漁村地域という感じ。かにすきの看板を出した旅館や民宿もちら
ほらあり(このへんはカニが名物)、こういうところに泊まって、かにすきをつついてのんびりするにもいい
だろうなぁと思った。

 そして雨もぱらついてきたので駅に戻り、城崎方向に一駅戻り、鎧駅でまたもや途中下車。行きの車
内から眺めていて、海が近い絶好のロケーションにひかれ、ここでも途中下車しようと目星をつけていた
のだった。

 約3分で着きホームに降りるが、結構な雨が降っている。やむなく傘をさしながら写真を撮り、しばらく
駅舎で時間を過ごす。当然無人駅で、だれも人がいない状態だった。

 でも、この駅もホームから海が眺められ、ほんと景色が楽しめる駅だった。2001年冬の青春18きっ
ぷのポスターにも使われており、それもわかるような、旅情をかきたてる雰囲気がある。

  

 そして16:47発の浜坂行きに乗り15分ほどで浜坂駅に着く。ここから25分の待ち合わせで鳥取行き
に乗車。発車までの時間で、駅前のコンビニでアイスを買って体を冷やす。ほんと、じめっとしてて蒸し暑
かったし。なお、駅前には写真撮影用のカニのパネルがあったが、このパネルから顔を出して記念写真
を撮る人っているんだろうか(笑)。

 駅に戻ったら、台風の影響による本日の寝台特急運休のお知らせが掲示されていた。いよいよ台風が
近づいているのがわかる。

  

 浜坂駅から45分ほどで本日の最終目的地、鳥取駅に到着。台風が近づいてる中での旅だったが、大
きな影響を受けることなく、無事たどり着くことができた。

 ホテルに入り、そのあと市内に出て食事にする。雨も強くなってきて、そろそろこのあたりにも台風が来
そうな気配である。はたして明日は無事に旅を続けることができるのだろうか。

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