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2002年12月22日(日) 冬の只見線の旅


【 ス ケ ジ ュ ー ル 】

上野7:12 → 宇都宮8:54/8:58 → 黒磯9:48/10:27 → 郡山11:30/11:34
→ 会津若松12:42/13:08 → 只見15:57/16:20 → 小出17:42/17:58
→ 越後川口18:11/18:21 → 水上19:53/19:55 →新前橋20:46/21:05
→ 上野23:06


 2002−3年冬の18きっぷの旅の最初は、福島県と新潟県の間を走る、只見線に乗る日帰り旅行に
出かけることにした。これまでにも只見線には乗ったことがあるが、いずれも夏であり、冬の只見線の景
色を見てみたいと思い、今回旅に出た。

 6:30ごろに家を出るときはまだ暗く、小雨が降っていた。地下鉄を乗り継ぎ上野駅に着くと、予定して
いたのより1本前の電車に乗ることができたので、7:12発の宇都宮行きでまずは東北本線を北上する。
景色が楽しめる路線でもないし、3時間しか寝ないで家を出てきたことから、ゆっくり寝ていくことにした。

 8:54に宇都宮駅に到着。接続時間が4分しかないので、急いで黒磯行きに乗り換えとなる。4両の短
い編成だったがそれほど混んではおらず、車両の一部にだけついているボックスシートに座り、さらに北
を目指すことになる。しばらくすると車窓左手に山々が見えるようになり、うっすらと雪化粧をしているのが
わかる。



 9:48に黒磯駅に到着。ここでは40分近く待ち合わせ時間があったが、特にすることもなく、駅の中で時
間をつぶし、次の電車を待つことに。

 次に乗る10:27発の郡山行きは、発車間際に乗客が増え、座席がほぼ埋まる状況での出発となった。
黒磯を出ると曇りがちだった天気も回復し、きれいな青空が現れてきた。また、福島との県境が近くなった
豊原駅付近あたりからは、線路わきの日陰とかに雪が見えてきた。しかし、それほど寒くはないのか、ほん
の少ししかない。

 11:30に郡山駅に着くが、ここでもわずか4分での乗り継ぎとなる。会津若松行きの普通電車はかなり
の混雑で、なんとか席を見つけられて座ることができた。

 ここからは磐越西線に入り、新潟方面へと進んでいくことから、だんだんと山が近くなってくるのがわかる。
徐々に車窓に雪も見えてくるようになり、その量も多くなってくる。

 猪苗代駅の手前では「右手に見えますのが民謡でも歌われている会津磐梯山です。」という車内アナウン
スがあった。磐越西線は夏にも乗ったけど、こんなアナウンスはなかったはず。こういうちょっとした心配り
が、旅行者にはありがたい。

 そして12:42に会津若松駅に到着。夏には観光でここに来たが、今回は滞在時間もわずか。これから只
見線での長旅が待っているため、飲み物や軽い食事を準備して、只見線の普通列車に乗り込む。



13:08に定刻通り会津若松駅を発車。2両編成の車内は各ボックスに1、2人の客という、ほどよい乗車率
だった。

 会津若松を出て七日町、西若松と市内の駅を過ぎると、徐々に収穫を終え冬を迎えた田んぼが一面に見
えてくる。ただし、雪はほとんどない。まだ山間部というほどではないし、12月ということもあるのだろう。

 途中駅では比較的大きな会津坂下駅で数分停車。ここを出るとだんだんと山を登る感じになり、スピードが
遅くなっていることからも、勾配がきつくなっていくのがわかる。

 トンネルを抜けるごとに雪の量は多くなっているように感じるが、それほどの積雪はでなく、地面が雪で覆わ
れているという状態までにはなっていない。

 15時過ぎに会津川口駅にて10分ほど停車。只見川沿いにある駅で、多くの人がホームに出て写真を撮っ
たり、たばこを吸ったりしている。外はかなり寒いが、暖房の効いた車内にいたので、逆にこの冷たさが心地
よいくらいだった。



 対向列車との行き違いを終え、15:15に会津川口駅を出発。新潟の県境が近づくにつれ雪が多くなって
いく。また、16時近くの会津蒲生駅の手前あたりでは、沈みかかった太陽が只見川に光り、幻想的な風景
を作りだしていた。

  

 そして15:57に只見駅到着。乗ってきた車両は只見行きで、時刻表上もここで小出行きに乗り換えるよ
うになっているが、実際は同じ車両がそのまま小出まで行くことになっている。

 只見駅で20分ほど停車することとなるため、外に出て駅前を散策してみる。とはいえ、特に商店街がある
わけでもなく、寒いこともあるせいか閑散としている。駅に掲げてある発車時刻表を見ても、1日9本しか列
車が来ない以上、駅前がそれほど発展することもないのだろう。

  

 夕方になりかなり寒くなってきたため、車内に戻って発車を待つことにする。

 16:20に只見駅を発車。いよいよ県境越えの区間に入る。只見駅の次の田子倉駅は、3月いっぱい全車
両が停車しないとのことで、その次の大白川駅まで約30分間の時間をかけて進む。

 只見駅を出るとほどなくトンネルに入り、これがかなりの長時間にわたる。実際只見駅を出てから20分ぐら
いはほとんどトンネルで、やっと景色が見えるようになったと思ったら、すでに外は薄暗くなっていた。

 大白川駅では数分間の停車。16:58に発車した頃にはあたりは暗くなっており、雪の白さだけが車窓から
確認できるだけとなった。



 車内から漏れる光が照らす雪は、2、30cmぐらいはありそう。やはり新潟県側の方が雪が多いのがわか
る。そのあと終点小出駅までの約40分は、景色を眺めることもできず、本を読んで過ごすことに。

 小出駅には17:42に到着。乗車予定の水上行きまでは50分ほどあり、時間をつぶすあてもなかったこと
から、17:58発の上越線に乗り長岡方面に3駅進み、越後川口駅で下車。ここで本来乗車する予定だった
水上行きに10分で接続することができる。

 18:21に水上行きに乗り込む。うっすらと見える車窓は雪が深く、やはりそれなりの量がある。1時間半ほ
どで水上駅に到着。2番線に着き、向かいの3番線の高崎行きに乗車。2分の接続なので、すぐに発車となる。

 水上駅を出ると、雪はだいぶ少なくなった。やはりここでも県境を越えると違うことがわかる。

 この電車の終点の高崎まで行かずに手前の新前橋駅で下車。接続の上野行きの発車まで10分ほど時間
があるので、駅近くのコンビニに行き夕食としてパンを購入。

 駅に戻り21:05発の上野行きに乗るも、ロングシートの車両。しかし客がほとんどいない車両だったので、
かまわずにパンを食べることに。

 さすがに寝不足と長旅の疲れが出たのか、やがて眠ってしまう。目が覚めると大宮駅だった。車内アナウン
スによると数分の遅れが出てるらしい。

 そして5分ほど遅れて23:10過ぎに上野駅到着。1日中電車に乗りっぱなしだったのでかなり疲れたが、や
はり只見線の沿線風景は冬でも楽しむことができた。