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2002年7月27日(土)〜28日(日) 信州周遊の旅


【スケジュール】

7月27日(土)
東京22:50(快速ルンルン舞浜号) →

7月28日(日)
→ 穂高05:36/07:21 → 松本07:46/08:05 → 長野09:19/10:04
→ 立ケ花10:25/10:44 → 豊野10:51/11:16 → 飯山11:49/13:01
→ 戸狩野沢温泉13:12/13:22 → 十日町14:38/15:14 
→ 越後川口15:41/15:47 → 越後湯沢16:42/17:17(快速マリンブルーくじらなみ2号) 
→ 新前橋18:31/18:32(快速アーバン号) → 上野20:14



7月27日(土)


 今回の旅は信州方面への夜行快速を使って、夜行日帰りで長野をまわってくる旅に出た。27日の夜、旅支度を整え
自宅を出て、東京駅には22:20ごろに到着。京葉線ホームに向かい、しばらく電車を待つことに。

 最初に乗るのは臨時夜行快速「ルンルン舞浜号」という、なんとも恥ずかしい(?)名前の電車である。これは今年の
夏7/20、27、8/3の3日間だけ運転される臨時列車で、今回乗った下り穂高行きは、東京駅を22:50に出発し、
京葉線を通り舞浜駅に停車のあと、武蔵野線、中央本線、大糸線を通り、終点穂高駅には5:36の到着となっている。
TDLで遊んで帰る人たちのほかに、観光で信州方面へ向かう人にも都合の良いダイヤといえる。

 22:40にホームに列車が入線。全席指定席の9両編成で、自分の席は5号車となっている。22:50に東京駅を発
車したが、この時点ではまだ乗客はまばらな状態だった。

 最初の停車駅の舞浜で、車両によっては団体が乗り込んできたところもあったが、私の車両ではほとんど乗客が増
えなかった。


7月28日(日)

 日付が変わった0:29立川駅に到着。ここでも5号車への乗客は少なく、席は半分も埋まっていない状態だった。な
お、立川駅が日付が変わって最初に停まる駅であるため、東京駅から立川駅までの乗車券(620円)を別途用意し、
18きっぷには日付の変わった28日の日付を入れてもらうことになる。

 寝ようと思ってもなかなか寝つかれず、午前2時に塩山駅を発車したまでは記憶がある。結局2時過ぎに眠りについ
たのであろう。3時間ほど睡眠を取り、4:58に松本駅に着いたところで目が覚める。



 松本駅では20分ほど停車時間があるので、電車を降りてみる。やはり信州らしく涼しい朝である。缶コーヒーを買い、
眠気を覚ます。

 5:20に松本駅を発車すると、外はすっかり明るくなっていた。大糸線の車窓には田園風景の遠くに北アルプスの山々
がうっすらと見えるようになってくる。



 そして5:36に終点穂高駅に到着。ここでは2時間弱の時間を使い観光に出る計画だが、目指す「大王わさび農場」
は駅から2.5kmもあるので、レンタサイクルを使おうかと思っていた。しかし、当然この時間では営業しているはずも
なく、やむなく徒歩で往復5kmの道を歩くことことになる・・・。

 歩きながらもいくつかの観光施設が目に付く。まずは駅のすぐそばに穂高神社があり、ここに立ち寄ってから歩を進
めることにする。



 途中には「願いがかなう吉祥仁王さまの下駄」という大きな下駄が置かれている東光寺や、町文化財の等々力家な
どがあり、これらを見ながら、田んぼのなかの道をずーっと進む。

  

 朝なので気温は涼しいのだが、湿度が高くじめじめする。そして駅からのんびり歩って40分ほどで目的地の大王わ
さび農園に到着。開園時間はまだ先(8:30開園)だったが、散策コースの一部は歩くことができ、有名な水車小屋の
付近でしばし写真撮影を行う。



 ここは黒沢明監督の映画「夢」のロケ地にもなったところで、朝がたということもあり、川の上に発生したもやが幻想
的な景観を作り出していた。本当に2.5kmの道を歩って来た価値がある風景だった。

 しばらくあたりを散策した後、穂高駅へ戻ることに。往復5kmも歩いたことから、駅にたどり着いたときには、かなり
くたびれていた。

 今度は7:21発の電車に乗り、松本駅までさっき通ってきた路線を戻る。7:46に松本駅に到着し、ここで約20分
の接続で篠ノ井線の長野行きに乗り換えとなる。

 8:05に松本駅を出ると、窓からは強い陽射しが入ってきて、今日もかなり暑くなるのだろうと感じさせる。篠ノ井線
は途中の姨捨(おばすて)駅付近で、善光寺平が眼下に一望できる区間がある。



 この区間はこれまでにも何度か通っているが、いつ見てもすばらしい風景だ。なお、この区間は「日本三大車窓」の
一つに数えられている区間でもあり、篠ノ井線に乗ってここを見逃すことはできない。写真ではかすみがかかっていて
あまりきれに見えていないが、実際に篠ノ井線に乗って、ぜひこの景色を見て感動を味わってもらいたい。本当におす
すめできる車窓風景である。

 松本駅を出てから1時間少々で長野駅到着。ここから飯山線に乗り換え、いくつかの駅に途中下車しながら、飯山
線の旅を楽しもうと考えている。

 乗り換えの飯山線の発車時刻まで45分ほどあったことから、しばし駅前を散策。その後駅に戻り朝食用に駅弁を
買い、飯山線ホームのある4番線へと向かう。

 乗車予定の10:04発の越後川口行きはたったの1両編成。発車前に車内は満席となり、立ち客まで出る状態で
とても駅弁を食べらることはできなかった。ホームの案内を見ると、この10:04発だけが1両編成で、その他は2〜
3両編成となっている。まぁ今日は途中下車を繰り返しながら飯山線を満喫しようと考えているので、混んだこの車両
もちょっとの我慢である。ほどなく発車し、飯山線の旅が始まる。

 10:25に着いた立ケ花駅で、まずは下車してみる。無人駅だが駅の前を千曲川が流れるロケーションの素晴らし
い駅である。



 この駅の待合室でさっき買った駅弁を食べることにする。遅めの朝ご飯だったこともあり、ささっと食べ終わり、無人
駅でのんびりとした時間を過ごす。

 立ケ花駅で20分ほどくつろいだ後、今度は長野方面に戻り、さっき通過した豊野駅で下車。ホームにはきれいに花
が並べられており、下車した人々を迎えてくれている。

  

 駅を出ると「歓迎りんごの町」の大きな看板があるが、まだりんごの季節には早く、暑いせいもあるのか、駅前を歩っ
ている人はほとんどいない。

 豊野駅では駅前を散策して20分ほど時間をつぶし、11:16発の戸狩野沢温泉行きに乗車。やがて進行方向右手
に千曲川が広がり、車窓風景は山あり川ありと、すばらしい景色を眺めながらの旅となる。

 豊野駅を出て約30分で着く飯山駅で途中下車。ホームには「七福の鐘」が設けられている。



 ここでは駅のすぐそばにある観光案内所で無料レンタサイクルがあり(ただし数台しかない)、これを借りて小1時間
ほど市内散策に出てみることにした。

 観光案内所で「今日は蓮田で蓮祭りをやっている」と教わったので、まずはここに行ってみる。それほど大きくはない
蓮田にびっしりと蓮が植えられ、まだつぼみのものもあったが、きれいな花を咲かせていた。



 もらった観光地図を見ると、飯山は「寺のまち」とあるように、お寺が非常に多い。散策コースにもなっているいくつか
の寺を周ったあと、千曲川のほとりまで行ってみる。ここでは、ひまわりがきれいに咲き誇っていた。



 飯山駅に戻り、13:01発の戸狩野沢温泉行きに乗り、10分ほどで終点の戸狩野沢温泉駅到着。ここで十日町行
きに乗り換えとなる。

 戸狩野沢温泉駅発の十日町行きは1両編成の車両に10人ほどの客を乗せて発車。車窓には引き続き千曲川の
流れが眺められる。



 また、途中の森宮野原駅では「JR日本最高積雪地点」の塔があり、昭和20年2月の記録では7.85mも積もった
そうだ。こんな晴れ渡った夏の日には信じられないが、かなりの豪雪地帯なのであろう。



 14:38に十日町駅に到着。すでに新潟県の領域に入っている。ここからだと三セクの北越急行線も越後湯沢方面
に出ているが、別料金がかかることと、その後の接続が良くないことから、引き続き飯山線で終点の越後川口駅まで
向かうことにする。

 十日町駅では30分以上待ち時間があることから、駅前を散策してみるが、特段これといったものも無いことから駅
に戻り、越後川口行きに乗り発車を待つことに。

 時刻表上は、さっき戸狩野沢温泉駅から乗ってきた車両が十日町止まりのようになっているが、実際は十日町駅で
30分以上停まった後、越後川口駅までそのまま向かうことになる。そのため、特に用がなければ、そのまま乗ってい
たほうが、車内がしっかり冷房も効いていることからも、お勧めかもしれない。

 ここから先の飯山線は魚沼産コシヒカリの産地である田園地帯を進んで行き、15:41に飯山線の終点の越後川口
駅に到着する。



 ここでは6分の接続で上越線に乗り換え。15:47発の電車に乗り越後湯沢駅を目指す。

 1時間ほど電車に揺られ、越後湯沢駅に着き下車。30分以上待ち合わせ時間があるので、駅の中にある土産物屋
等を見て時間をつぶす。

 越後湯沢からは17:17発の臨時快速マリンブルー鯨波2号に乗車する。日本海側と上信越地方を結び、海水浴客
をターゲットにした列車だが、ちょうどいい時間にあったためこれに乗車。越後湯沢を出ると水上、後閑、沼田、敷島、
渋川、新前橋など主な駅だけに停まり、かなり時間の短縮になる便利な列車である。

 越後湯沢を出て清水トンネルを抜け水上駅に着くと、空が曇りだし雨が降ってきた。今日旅してきたほとんどの地域
が快晴だったのに・・・。やはりひと山越えると天気は違うのだろうか。実際水上駅を過ぎ、2つ目の後閑駅では雨は降
ってなかったし。

 途中沼田駅から津久田駅の間では車窓左手に利根川上流部の眺めが見えるが、18時を過ぎていたためか、曇り
空のためか、あまり眺めは良くなかった。



 そして新前橋駅に18:31に到着。向かいのホームから1分の接続で発車する上野行きの快速に乗り換え、最後の
路線の高崎線を通り、終点上野駅を目指す。

 上野駅には20:14に到着。寝不足もあり疲れたが、天気にも恵まれ良い旅ができた1日だった。