■■さぬきうどん探訪記1■■

 9月1日(土)の夕方に高松に着いてから、9月3日(月)の朝に去るまでの約35時間の間に香川
県内の10軒のうどん屋を訪れることができた。
 全て電車プラス徒歩での移動なので、県外から18きっぷ等で訪れる方の参考になるかと思いま
す。なお、記載してある距離、時間等は参考程度にして下さい。詳細は各自ガイドブック等で確認
されたほうがよいと思います。

 今回さぬきうどんを食べに香川に行くにあたり、「恐るべき〜麺地巡礼の巻」に香川県外の店で唯一
紹介されている店、東京・有楽町駅近くの「さか田」に行って事前練習(?)もこなした。あとは香川に行
くばかりとなった。(なお、さか田のメニューではぶっかけ(冷)が大根おろしがいっぱいのっていて気に
いっている。)

 では、第1回目のさぬきうどん探訪記のはじまりです。

 



【 9月1日(土) 】

19時前に高松駅に到着。ホテルに入り少し休んだ後、市内で夜もやってるうどん屋めぐりに出発。

1軒目 うどん棒(本店) 高松市亀井町8−19 JR高松駅から約1.5km
<ひや天(¥600)>
 えび天をはじめ、かぼちゃ、のり等の天ぷらがさくっとしていて、濃いめのだしと合わさっておいし
い。となりの席の人が食べていたざるうどんも、きれいなつやでうまそうだった。21時まで営業。



2軒目 鶴 丸 高松市古馬場町9−34 JR高松駅から約1.3km
<ぶっかけ(¥500)>
 この日食べたうどんのなかでは、一番こしがあった。すりごまがよい香りを出していて、味をひきた
てている。いなり寿司もうまいらしいが、このとき(20:30ごろ)は、「まだご飯を炊いてないのでない」
とのことだった。残念。朝5時まで営業。



3軒目 五右衛門 高松市古馬場町13−15 JR高松駅から約1.2km
<おろしざる(¥550)>
 つやつやのざるうどんで、こしもかなりある。薬味にはしょうが、ねぎ、ごまのほか、大根おろしが
ついており、つけだしに適宜加えていろいろな味が楽しめる。朝3時まで営業。




【 9月2日(日) 】

この日は県内各地のうどん屋をめぐることに。まずは私鉄の高松琴平電鉄に乗ってスタート。

4軒目 赤坂製麺所 綾南町陶5781−6 高松琴平電鉄 陶駅から徒歩2分
<冷やうどん(¥100)>
 JR高松駅のそばの高松築港駅から電車に揺られること約30分で陶駅に到着。駅から歩いて2分
ほどで着く近距離にある。陶病院という大きい病院に向かって歩き、川を越えればそこが赤坂。道
路がわに入り口はなく、奥の方にまわると入り口がある(写真2枚目)。
 注文方法は入り口奥にある冷蔵庫に貼ってあり、「冷たいのか温かいのか」「だしかしょうゆか」の
選択しかできない。私は冷たいのをだしでいただくことに。
 店のおばちゃんがどんぶりにうどんをのせ、おもむろに「ビタミンすぅーマ○チ」のペットボトルを開
けうどんにかけ始めた。「炭酸をかけるのか?」と一瞬おびえたが、実はその中にうどんだしが入っ
ていただけのこと。なんとも素朴な感じである。
 さらに極めつけは、「ねぎはそこのビンに入ってるのを、好きなだけはさみで切って入れてね」との
おばちゃんの言葉。この「ねぎをはさみで切る」ことは本やインターネット上でもなんども紹介されて
おり、この店での「儀式」といったところか。写真3枚目にあるとおり、ねぎの形ばらばらでしょ(単に
私が不器用なだけ?)
 座るところは店の前にベンチが一つあるが、すでに食べてる人がいたので、そばを流れる小川を
眺めながら立ち食いすることに。めんの堅さは普通だが、底のほうにちょこっと入っているだしがうま
い。するするっとのどに入る感じで、あっという間にたいらげてしまう。
 どんぶりを返しに行くと、おばちゃんがカメラを出してきて記念写真を撮ってくれた。これもこの店の
恒例行事。とにかくこのおばちゃんの人柄がいい。本などでも有名なこのおばちゃんに会いに行くだ
けでも価値のあるこの店。100円でうどんも食べれて、とにかくおすすめ。今回の旅で一番印象に
残った店でした。
  


5軒目 松 岡 綾南町滝宮1722−3 高松琴平電鉄 滝宮駅から徒歩7分
<かけうどん小(¥150)、いかげそ天、いわし天(各¥100)>
 陶駅から1駅の滝宮駅を降りてすぐの道路を琴平方向に向かって右に進むこと7分。次の目的地
松岡に到着。
 いわゆるセルフの店で、天ぷら等好きなトッピングを自分で選べる。数種類ある天ぷらを前に迷っ
たが、結局いかげそ天といわし天をチョイス。特にいかげそ天はいか足がまるごと2本入っていてか
なり大きく、食べ応えも十分。めんはこしがあり、だしもうすい色なのにとても深みがある味で美味。
 


6軒目 中 村 丸亀市土器町東9−283 JR予讃線 宇多津駅から徒歩15分
<冷やうどん小(¥200)、さかな天¥100>
 JR宇多津駅からさぬき浜街道に出て左に進み、中央卸売市場のある交差点で左折し、少し行くと
中村が現れる。12時ちょうどに着いたら、お昼時ということもありかなりの行列ができていた。
 まず入り口で冷たいのか温かいのかきかれるので、冷たいのを注文。だしもしょうゆ、冷たいの、
温かいのから選べるので冷たいのをかけ、ねぎ、大根おろしを入れ(大根おろしは自分でおろす)、
席に着く。ここのめんもかなりのこしがあり、だしはやや薄味だったが、天ぷらの味が混ざってほど
よい具合になった。
 


7軒目 おか泉 宇多津町浜八番丁129−10 JR予讃線 宇多津駅から徒歩15分
<おろしぶっかけ(¥420)>
 中村から宇多津駅をはさみ正反対の方向にあるので、30分ぐらい歩くことに。ここも行列ができ
ていた。オプションのちらし寿司やいなりもあったが、さすがにお腹がいっぱいになってきてたため、
手を出さず、うどんのみにする。だしがやや濃いめで甘みがあり、大根おろし、かつお節と合わさり
絶妙の味わい。うどんもうまい。
 セルフではなく一般店であり、こぎれいな店の雰囲気を考えれば、この値段でこのうどんが味わえ
れば満足できる。
 


8軒目 てっちゃん 坂出市西庄町578−3 JR予讃線 八十場駅から徒歩12分
<ぶっかけ小(¥210)、いかげそ天(¥140)>
 宇多津駅から高松方向に1駅の八十場駅で下車。駅前の道路を高松方向に進むと「てっちゃん」
の看板が現れ、「これより500m」の文字が。矢印の通り左折し、細い道に入る。少し行き小学校を
過ぎると田んぼしかなくなる(写真1枚目)。ほんとにこの先にうどん屋があるのかと不安になるが、
とりあえず前進すると、やがて左手に「てっちゃん」を見つけ、ほっとする。ここも赤坂製麺所に負け
ず、すごいロケーションだ。
 この店ではおぼんを先に取り、皿に天ぷら等を選び、次にうどんの大、中、小を申告し、最後に会
計を済ませるシステム。とにかくトッピング類が豊富で、何を食べようか悩んでしまう。天ぷらも20種
類くらいあり、ものにより80円、100円、140円と値段も異なっている。うどんには、希望すれば注
文時に天かすをかけてもらえる。うどん、天ぷらとも美味。
  


9軒目 さぬき麺業(兵庫町店) 高松市兵庫町11−9 高松駅から約700m
<ぶっかけ小(¥230)、ちくわ天(¥70)、いんげん天(¥50)>
 兵庫町商店街にある店で、2,3階は一般店で、1階がセルフの店となっている。1階のセルフの
店に入ったが、18時過ぎの閉店間際だったため客は少なく、オプションもほとんど残ってなかった。
 だしはやや濃い口で、大根おろしがたっぷりのっているのがうれしい。




【 9月3日(月) 】

 この日は朝5:35発の電車で帰京する日だが、最後にもう一杯と思い、朝5時からやってる高松
駅前の店に入る。

10軒目 味 庄 高松市西の丸町4−20 JR高松駅より約50m
<かけうどん小(¥150)、ちくわ天、野菜天(各¥70)>
 駅のすぐそばのセルフの店。開店直後に入ったが、めんは結構こしがあった。オプションも充実し
ており、選択に悩む。入り口脇では、早朝からうどんを打つ姿も見ることができる。




 ということで、わずかの時間で10杯のうどんを味わうことができた。全般的に、やはり”こし”がちが
うと感じさせられた。しかも値段も安く、セルフの店での自由に選べるトッピングも魅力的だった。本
当に東京で値段の高くて”こし”のないうどんを食べるのがばからしく思えてくる。
 なお、今回のうどん屋めぐりをして感じたのは、「やはり車がないと限界がある」ということだ。本や
地図で調べてても駅前にあるような店というのは少なく、車でまわったほうがより様々な店に出会え
ることは確かである。さらに、日曜休店という店も多いことから、できるだけ平日、せめて土曜日に行
動したほうがいいのかなと感じさせられた。
 みなさんも機会をみて、ぜひさぬきうどん探訪の旅に出かけてみて下さい。きっと満足できるはず
ですよ。



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